2019.6.14
安中市で雨漏りが発生したお宅で、屋根の上に屋根を被せるカバー工法で屋根の工事をしています。
前回までに防水シートを既存の屋根に全て張ることができたので、今回は屋根にとって大切な水切り板金を張っていきます。
「水切り板金」とは屋根を雨水から守る板金の総称で、使われる部位や用途によって、個別の名称が付いています。
写真で見ていただいているのは「ケラバ板金」と言います。
ケラバとはこのような山型の屋根の建物より出ているところを言います。
こちらがケラバ板金を仕上げた状態になります。
ケラバの役割は雨などから建物を守ることで、ケラバ板金の役割はそのケラバに雨水が侵入しないようにすることです。
そして今回のお客様の屋根で雨漏りが発生していた屋根と屋根の谷になっているところには、「本谷板金」という雨水を流す役割の水切り板金を張りました。
反対側の屋根と屋根の谷のところにも、同じく本谷板金を張ります。
雨漏りはこうした屋根と屋根のつなぎ目から発生することが多いので、全ての屋根の谷になっているところに、この本谷板金を張ります。
そして屋根と壁の接するところには「雨押え板金」という水切り板金を張ります。
雨漏りは、屋根と壁の隙間からも発生しますので雨押え板金は文字通り、屋根と壁との隙間の雨水の侵入を押さえてくれます。