2019.7.10
高崎市でアパートを経営されているオーナー様からの依頼がありました。
アパートの天井に雨漏りのシミがあるので調べて欲しいとのことでした。
アパートは戸建てになります。
屋根の破風板の塗装がすでに剥がれています。
室内に入りますと、確かに茶色いシミが天井にできていました。
写真の時計の柱の右の天井にありますね。
さっそく屋根に上がって調査です。
瓦屋根ですから、雨漏りのシミがあるところから推測して調べていきます。
雨漏りしているところの上になる場所の瓦を剥がしてみました。
瓦の下の野地板に泥が溜まってますね。
水の流れたような跡がありますね。
近くで見てみると、瓦を設置するための瓦桟も傷んでます。
雨漏りしているということは、この下の防水シートも劣化していることは間違いありません。
そして雨漏りが発生している瓦屋根の場合は、大棟も見ておく必要があります。
よく見てみると大棟を形成している、のし瓦がずれていますね。
さらに鬼瓦の裏の漆喰は既に劣化していて、剥がれかかっているどころか鬼瓦の右下に剥がれて落下した漆喰が見られます。
さらに大棟の下の漆喰は取れてさらにその奥の泥土にまで穴があいてます。
以前の工法では泥土の上に棟をつくって、その脇を漆喰で固めるというやり方が主流だったのです。
漆喰が剥がれてしまうのは、泥土との相性が悪いからです。
今回のオーナー様には泥土を使わず全て南蛮漆喰で大棟を積み直すことと、雨漏り部分の防水シートと瓦桟をやり替える提案をさせて頂きました。
今回のオーナー様のよう、雨漏りが気になっている方は、屋根のやまちゃん高崎までお問い合わせください。