2019.10.28
高崎市のお客様から連絡がありました。
屋根の瓦が一枚落ちているので見て欲しいとのことでした。
まだきれいな新しいお宅だと思いますが見てみることにします。
庭には落下の衝撃で割れた複数のスレートの瓦の破片がありました。
屋根の上の瓦の状態はどうなっているのか気になります。
屋根に上がって調べたところ瓦が落下したのは軒先のところでした。
雪止め金具よりも下のところですのでどこにも引っかかることなく瓦は落ちたようです。
軒先の瓦に重みが加わるとすると雪の重みが考えられます。
お客様は保険に入られていますので保険での修復を希望されています。
とりあえず瓦の欠落部分の隙間から雨水が回り込まないように応急措置をしました。
他にもスレートの屋根に異変はないか調べてみます。
今回のスレートの瓦に直接関係はありませんが、青く囲ったところは「換気棟」と言って屋根裏の熱気を放出する大事な棟です。
そしてその棟板金の下でさっそくスレートの瓦のひび割れを発見しました。
スレートの瓦は薄いので経年劣化や瓦内部の隙間に入った水分の凍結によっても割れたりします。
他にもスレートの瓦の欠けているところがありました。
やはり他にも雪止め金具よりも下にあるスレートの瓦のひび割れが見つかりました。
こうした瓦に雪の重みが加わったときに落下してしまうだと思われます。