2019.10.29
高崎市のお客様から雨樋が気になっているので見てもらいたいとのお話がありました。
以前このお客様は大雪の時に母屋の棟が崩れてしまい火災保険を使って棟瓦の積み直し工事をさせていただいたお宅です。
最近「棟が曲がっているけれども工事はいかがですか。」と飛び込み営業が来たそうです。
棟の歪みはよほどひどくない限り屋根に上がってみなければわかりませんのでこうした営業には気を付けてください。
問題の気になっている雨樋は前回棟瓦を直した母屋ではなく離れの家の裏側の方にあるそうです。
ぱっと見たところは問題なさそうです。
奥の方に進んでいくと軒天井の塗膜が剥がれて傷んでいました。
ちょうど母屋と離れの建物の屋根が近づいているところなので、母屋の雨樋の集水器の雨水がはねて、離れの屋根の軒天井の塗膜を傷めていたのだと思われます。
こちらが案内していただいた雨水がポタポタ垂れているところになります。
雨水の集まる集水器のところから確かに雨水が垂れています。
もっと近づいてみると軒樋から集水器がはずれて隙間ができていました。
その隙間から雨水がポタポタ落ちていました。
雪の落下により外れたのか台風などの強風によるものなのかはわかりません。
とりあえず外れた集水器を応急的に元の位置に戻してみましたが、隙間から雨水が垂れてしまいます。
何らかの衝撃を受けて外れた雨樋はたいがい変形していますので交換することがおすすめです。