2019.11.8
高崎市のお客様から先日の台風で雨漏りしたので見てもらいたいとの連絡がありました。
1階の和室に集中的に雨漏りが発生していますので和室上の屋根を調べることになりました。
雨漏りしていると写真のように天井際の「廻り縁」に雨水がしみた跡が残ります。
今回のお客様の雨漏りは壁の方にまで雨水がしみていってます。
和室の上の屋根は板金屋根になっています。
瓦屋根の場合であれば瓦をめくることで雨漏りしているところを探していくことができますが、板金屋根だと板金そのものをめくることはできないので雨漏りの場所を探すのが難しくなります。
下から見上げてみると軒天井は欠落しているところがありました。
軒天井は屋根裏を保護する役割がありますのでこれはあまり良い状態ではありません。
また軒天井の塗装が劣化して下地の板が見えているところがあります。
板金屋根に上がってみることにします。
屋根の塗装が傷んでいて剥がれているところもあります。
確実に塗装が剥がれているところがありました。
こうしてむき出しになってしまうと雨風にさらされて錆びてしまう原因になってしまいます。
塗装が剥がれて錆びているところ見てみます。
錆びが進行した結果穴が開いているところがありました。
これは間違いなく雨漏りの原因の一つです。
こちらは逆に錆びが少し盛り上がっています。
とにかく錆びのところはすべて見ます。
近づいてみるとやはり錆びが進行していて穴が開いています。
今回のお客様はこうした錆びの穴が複数ありましたので、これらの穴が雨水の侵入口となって雨水の流れる道筋が屋根裏でできているはずです。