2019.11.9
高崎市のお客様から和室が雨漏りしているので見てもらいたいとの連絡がありました。
伺ったのは和風の2階建てのお宅です。
1階と2階の屋根はともに瓦屋根です。
さっそく雨漏りしているところを案内してもらいました。
場所は和室になります。
乾いていますが雨水のしみた跡がはっきりと壁に残されていました。
これがどこからしみてきたものなのか調査することにします。
雨水の跡が薄いのでわかりづらいかもしれませんが、柱の交差部分に雨水がしみた跡が見られます。
屋根が原因の雨漏りであれば上からの雨水のしみた跡が見られるのですが、
今回のお客様の場合雨水のにじんだ部分が上の柱などには見られませんでした。
こうした場合、台風のように強風を伴った横殴りの雨の時に横から雨水が入った可能性が考えられます。
外に出て外壁からの雨水の侵入の場所を探してみることにします。
外壁自体はひび割れなどもなく、また塗装もしっかりされてあります。
問題は柱が交差しているところに該当するところだと思われますので、そこを探してみることにします。
ちょうど柱の交差しているところに近くにボルトのようなものがコーキングされて覆われていました。
コーキングそのものは2~3年で劣化が始まりますので今回のお客様の場合、このコーキング部分の劣化した部分のわずかな隙間から雨水が侵入して、
ボルトを通じて雨水が建物内へと伝わっていったのではないかと考えられます。