2019.11.12
高崎市のお客様のお宅で屋根に上がらさせてもらい、雨漏りの原因を探すことになりました。
今回調査に上がるのは印をつけた2階の部分になります。
写真は2階の屋根に上がって雨漏りの原因を探しているところです。
瓦の屋根がよいのは一枚一枚めくってみて雨漏りの原因を探すことがができるところです。
同じ瓦屋根でも瓦が薄いスレートの屋根になりますと二十年以上経過して劣化している場合、
スレートの瓦そのものが割れる心配があるため屋根に乗ることが難しく調査が困難な場合があります。
外した平瓦には泥が溜まっていました。
おそらく雨水とともに流れてきたものと思われます。
泥をかぶっているのでわかりずらいかもしれませんが、瓦の下には防水シートがあります。ルーフィングシートとも言いますが耐用年数があります。
印をつけた所は筋が付いていますが、これは防水シートが切れているところです。
こうした防水シートの切れ目から雨水が侵入していきます。
色の濃淡が薄いのでわかりづらいかもしれませんが、印をつけた所は防水シートの上を雨水が流れた跡になります。
本来ならば瓦の「上」を雨水が流れていくことが一番なのですが、その瓦の「下」を雨水が流れていったということになります。
瓦の下を水が流れているだけではなく、瓦そのものを固定する役割の瓦桟が外れているところがありました。
今回のお客様の場合は瓦を一度外して防水シートを新しいものに張り替える必要があるようです。