2019.11.14
安中市のお客様から保険会社に提出するための写真と見積もりをお願いしたいとの依頼がありました。
写真は道を挟んだお隣の家の方の許可を得て撮影しました。
お客様は普段屋根は気にして見ていなかったようでお隣敷地から見た屋根の状態に驚かれていました。
こちらは敷地の門の出入り口から見た状態。
普段気にしていなければこの角度からは屋根がどうなっているのかは確かにわかりませんね。
屋根の上に上がってみると通常は横一線に並びそろえているはずの軒先の瓦がずれていることがわかります。
こうした場合屋根に積もった雪がずり落ちてくるときに屋根全体の瓦が一緒にずれたものだと考えられます。
雨樋を真横に近い状態で見てみると奥の方の軒先の瓦は完全に雨樋を覆い隠していました。
これでは雨が降ったときに雨樋に雨水が入らずに路上へ出て行ってしまいます。
そして降り棟の先端は完全に外れていました。
雪がすり落ちるときには雪の重みが下の方へと加わりますので、雪害時には屋根の先端部分に影響が出ることが多いです。
また他にも瓦が割れていたり、欠けているところがありました。
1階の板金屋根の上には欠けた瓦の一部が落下していました。
方向を変えてみて見ると1階の雨樋が下にたわんでいました。
こうした雨樋が変形してしまうのも雪の重みによるものです。
やはりこちら側も降り棟が全体的にずれています。
隙間ができていたり先端部分は今にも落ちそうな状態になっています。
また瓦の欠けているところもあります。
雨樋を下から覗くと雨樋より瓦の先端が出ていますね。
瓦が通りに落下しないように対策をしないといけません。