2020.2.4
高崎市のお客様からの連絡がありました。
玄関の柱が傷んできたのでこれ以上ひどくなる前に交換したいとのことでした。
お客様が特に気になっておられたのは柱の根本の方です。
確かに写真でも縦に大きめの割れ目の筋が見られます。
柱の劣化は前から気になっていたようでお客様自身でも一度塗装をされたそうです。
柱の根本の側面に回り込んでみるとかなり木が朽ちたような感じになっていました。
お客様の考えではこの柱の近くに植木鉢があるので、そこに水やりをした時に水がかかってこのようになったのではないかとのことです。
お客様の考えに間違いはないと思うのですが念のため柱の内部に虫食いはないか、
柱の根本の方から打音診断棒を当てて軽く叩いていきます。
次に特に割れ目などの症状が見られない硬さのあるところを軽く叩いてみます。
そして柱の中央部分、こちらも細かい割れ目が見られます。
下から順に打音診断棒で叩いてみて虫に食われたような感じの異変のある音はしませんでした。
今回のお客様の玄関の柱の差し替えるには玄関屋根のジャッキアップが必要になります。
写真の状態でジャッキアップしてしまうと軒天井として使われているケイカル板は薄いので割れてしまいます。
そのため一度玄関の軒天井を剥がして屋根裏の柱に直接あててジャッキアップする必要があります。