榛東村で漆喰が経年劣化して内側の塗り土が流出してるお宅を調査

2020.3.11

榛東村のお客様から屋根の漆喰の状態を見て欲しいとの連絡がありました。

さっそく屋根に上がって瓦の漆喰の状態を調べます。

平瓦の上に小さな漆喰のかけらが落ちていました。
経年劣化した結果、雨風により落下したと思われます。
漆喰は既存の漆喰の上から新しい漆喰を塗る「詰め増し」という方法もありますが、
棟瓦に関しては、できれば新しく塗り替えた方が良いですね。

棟瓦を上から見た様子。
日陰になりやすい分、北側の瓦には苔が生えていますね。

こちらはよく見ると欠けた漆喰から茶色い土が流れ出た跡がありました。
この土は塗り土と言って漆喰の下に塗られているものですが、 漆喰が欠けたことにより内側の塗り土が雨風によって流れ出たものと思われます。

反対側に回り込んでみると同じく漆喰の下から茶色い塗り土が流れ出ています。
こうなったら漆喰の詰め増しではなく棟瓦を一度はずしてから既存の漆喰と塗り土を除去して、 全て南蛮漆喰を塗って再度棟瓦を積み直した方が良いです。

棟瓦以外の場所の漆喰も調べてみました。

やはり棟瓦のところの漆喰と同様に漆喰が経年劣化しています。
漆喰が欠けて隙間が見えていますね。

こちらは漆喰が欠けたところから土が見えていました。
こうなると中の土が雨風によって流れ出るのも時間の問題です。
ただ棟瓦と違って瓦の積み直しが難しいので、ここは漆喰の詰め増しをした方が良いですね。

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