2020.5.21
高崎市のお客様のお宅で軒天井が傷んでいたため、張り替えることになりました。
建物自体も年数が経過しています。
こちらは工事前の軒天井の様子。
ベニヤの軒天井の表面が剥がれて垂れています。
お客様の家が建てられた当時は軒天井は合板のベニヤ板で張られることが主流でした。
現在はベニヤ板ではなく不燃材のケイカル板で張られていることが多いです。
こちらはまた別のところの軒天井ですが、表面の塗装の膜はすでに劣化していてボロボロの状態です。
ベニヤ板の軒天井は薄い板と板を接着剤で貼り合わせているため、年数が経つとこのように接着力が弱まり表面が剥がれたり取れていたりします。
先ほどの軒天井の表面を切り取ってみたところ、結構大きな穴が開いていました。
こうした穴から鳥などの小動物が入り込んでしまうケースもあります。
また別の箇所を見てみると破風板に苔が発生しています。
軒天井の表面を切り取ると、こちらは大きな穴は開いていませんでしたが、かなり水分を含んで中のベニヤ板が黒く腐食していました。
こうしたところが進行すると軒天井に穴が開いたりします。
部分的に直すというよりも全体的に軒天井が劣化していましたので、軒天井は全て剥がしたうえで張り替えます。