2020.5.30
伊勢崎市のお客様のお宅でスレートの屋根の上にガルバリウム鋼板を葺くカバー工法の工事をしています。
前回までに断熱材の付いたガルバリウム鋼板を横に葺いたり、雪止めを設置したりしました。
ただ、今回のお客様の屋根は写真のように屋根と屋上バルコニーの壁とが接していますので、
雨漏りが起きないように、バルコニーの壁際の板金をきちんと処理しておく必要があります。
こちらはそのバルコニーの壁際の処置をしているところになります。
屋根の上の方から流れてきた雨水が、バルコニーの壁に当たるところになります。
最初にバルコニーの壁のかたちに合わせて板金を加工して壁の周りに張ります。
ただ今回のお客様の屋根は実際に雨漏りが起きているので、シール材を塗って、さらに板金を加工して重ねます。
そして板金を加工して、先ほどのシール材の上から張り合わせます。
下側の板金は直接雨水が壁際に入らないようにするために設置しています。
上に重ねて張った板金は、下の板金を雨水から守るための「雨押え板金」になります。
雨押え板金をビスでバルコニーの壁に固定します。
屋根の上の方からバルコニーの壁際の雨押え板金を見た状態。
ここまで壁際を板金で保護するのは、壁際から雨漏りが起きやすいからです。
最終的にはコーキング剤でさらに雨水から保護します。