2020.6.2
伊勢崎市のお客様のお宅でスレートの屋根にガルバリウム鋼板を葺くカバー工法の工事をしています。
前回までに屋根と屋根との接合部である棟のところまで断熱材の付いたガルバリウム鋼板を横葺きしました。
写真ではガルバリウム鋼板のわずかな隙間から防水シート(ルーフィングシート)が見えていますが、
これからこの場所を保護する棟板金を設置するため、屋根と棟板金をつなぐ貫板を取り付けていきます。
このトラックの荷台に積んである木材が貫板(ぬきいた)になります。
赤みがかかった色をしているのは防腐剤の処理をしているからです。
貫板が傷んでしまうと棟板金を固定する力が弱くなってしまうからです。
貫板は足場に設置された資材用の昇降機(リフト)を使って搬入します。
貫板は棟の長さに合わせて丸鋸を使ってカットして取り付けます。
このように棟の長さに合わせて貫板を二枚取り付けます。
この上に棟板金を被せることになります。
反対側に棟にも同じように貫板を丸鋸でカットして取り付けます。
一番高いところにある棟(大棟と言います)は貫板を取り付けずにこのような状態のままにします。
この大棟には換気棟という屋根裏の熱気を逃すための棟板金を取り付ける予定があるからです。