2020.6.10
高崎市のお客様より連絡がありました。
屋根から落下しているものがあるということです。
電話口での話だけだとよくわかりませんので、さっそく現場に向かうことにしました。
屋根から落ちてきたものを見せていただいたところ、それは「棟板金」であることがわかりました。
風が強い日に屋根から飛ばされたようです。
家の前の畑などに飛ばされて落ちていたそうです。
棟板金は、屋根の一番高いところで棟を雨や雪などから守ってくれる板金です。
ただ1つ問題があるとすると、お客様の建物の屋根はスレートが葺かれていました。
スレートは経年劣化すると強度が下がり、人が歩くと割れてしまう場合があります。
スレートの強度が弱い場合は修理が困難になります。
今回のお客様のスレートは何とか人が歩ける状態でしたので棟板金の修復はできそうです。
スレートの屋根は赤茶けて藻などが生えている状態で滑りやすくなっていましたが、何とか棟のところまでたどり着きました。
棟のところに張り付けてある木材、「貫板(ぬきいた)」は経年劣化して、かなり痩せたような状態になっていました。
飛ばされた棟板金は釘が付いたままの状態でしたので、この貫板に棟板金を固定する力はもうないようです。
棟板金が一枚だけ残っていましたが、これも交換します。
雨漏りはしていないようなので、今回は貫板と棟板金をすべて新しいものに交換する工事になります。
自然災害の補償の付いた火災保険に入られているようなので保険を使う予定です。