2020.6.11
高崎市のお客様が所有する建物の屋根周りを調査しました。
写真はベランダの雨樋ですが、遠目からでも雨樋がたわんだような状態なのがわかります。
これは屋根に積もった雪が軒先の雨樋(軒樋と言います)のところに集まって、その集まった雪の重みによって、雨樋に傾きや変形がおきた結果だと思われます。
こちらは先ほどとは反対の、建物北側の軒先の雨樋(軒樋)です。
雨樋がゆがんで真っ直ぐな状態ではないのがわかります。
このように雪害で変形した雨樋を直すときに保険金が出る場合もありますので保険会社に確認してみてください。
今回のお客様がこの建物に掛けていた保険は工事代20万以上で、工事代の3割相当の保険金が出るものでした。
別の角度からの雨樋の写真。
屋根からの雨水を受け止めるべき雨樋が写真手前に傾いていることがわかります。
またスレートの屋根は塗装の膜がなく雨水など水分を吸い込んでためてしまうような状態で、その結果、赤茶けた藻や苔などが生えています。
このままスレートの屋根に塗装をしないと、ひび割れが起きます。
また屋根の裏側の軒天井がだいぶ黒ずんでいました。
ただ軒天井はベニヤ板ではなくケイカル板でできているようで表面が剥がれたような形跡はありませんでした。
足場を組んだら洗浄して塗装し直してあげると良いですね。