高崎市で隅棟の漆喰やケラバ瓦の下の粘土の状態など調査

2020.6.18

高崎市にお住いのお客様より連絡があり瓦屋根を調査しました。
お話を伺うと、築25年ほどだそうです。この家を建てた業者とは連絡が取れない状態のようです。
かつて地方に転勤で行っていたときに賃貸として人に貸していたそうですが、その時に雨漏りしたので一度直してはあるようです。

先ほどの写真の隅棟の漆喰をよく見ると、ひびが入っていることがわかります。
他の棟の状態も見てみることにします。

隅棟を上から見た状態。
特に雪などの影響で棟が大きく曲がったりしていることはなさそうです。

別の角度から見てみると棟の冠瓦のところにコーキングをした形跡がありました。
すでに時が経過してコーキングは切れています。
おそらく雨漏りしたときに修理業者がしたものでしょうか。

隅棟の漆喰はかなり経年劣化しているようです。
平瓦と漆喰との間には隙間が生じています。

瓦の下に塗られている粘土が雨水と共に流れ出た形跡が見られます。

近くで見ると冠瓦の釘が浮いていることがわかります。
釘が打ってあるところの木部が水分を失い、痩せてきて釘の穴が広がり浮いてきたのだと思われます。
また漆喰にはひび割れが確認できます。
雨水が入れば、漆喰の隙間から下の粘土が流れてくるようになっていると思われます。

漆喰が塗られている内側の粘土の状態を確認したいのですが、雨漏りするので棟瓦を外すことはできません。
ただ屋根の端に付いているケラバ瓦のところから確認できそうです。

ケラバ瓦の下の粘土が見えました。
完全に粘土の水分は飛んで瓦を剥がせばポロポロ崩れるような状態だと思います。
隅棟の下など見えないところの粘土も同じ様な状態だと思われます。
直すときは既存の漆喰や粘土を取り除き、防水性もあって崩れにくい南蛮漆喰で全て塗り直します。

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