2020.6.19
高崎市のお客様より連絡がありました。
実家が雨漏りしているので見て欲しい、とのことでした。
建物はモルタルの2階建ての家でした。
さっそく雨漏りがしている1階の和室の部屋に案内してもらうことにしました。
天井や廻り縁といった、通常雨漏りしていると雨水のシミが見られるところには雨漏りの形跡が見られませんでした。
雨水が染みていたのは写真の木製の窓枠の角のところでした。ここから雨水が垂れてくるそうです。
5月に雨が2日ばかり続いたときにバケツに一杯分の雨水が溜まったそうです。それで連絡いただいたようです。
建物の外に出てみました。
ちょうど和室の窓枠の斜め上の方には排水管がありますので、この辺で何か起きているようです。
調査に伺った日は晴れの日でしたが、この排水管の外側が濡れていました。
軒裏にも外壁にもひび割れが見られますので、さらに上の方で雨漏りの原因となる場所があるようです。
視線を移すと、さらにはっきりと軒裏の排水管周りに亀裂が走っていました。
更に軒裏を回り込んでみると布が軒裏の隙間に詰め込まれていました。
雨の日になると、ここから雨が垂れてくるので、このような措置をしたそうです。
室内よりも先に軒裏から雨漏りするようになったそうです。
間違いなく、この上の方で雨漏りの原因があります。