高崎市で日本瓦の屋根の隅棟の漆喰や塗り土の状態を調査

2020.6.24

高崎市のお客様からの連絡がありました。
現在築30年ほどの建物なのだそうですが、高崎市の屋根改修工事の補助金で日本瓦からガルバリウム鋼板の屋根材への葺き替えも考えているとのことでした。

ご主人の了解を得て日本瓦の屋根に上がらさせてもらいました。
写真は屋根の隅に向かって積み上げられている隅棟ですが、真っ直ぐにそろえて積まれているはずの平らなのし瓦がずれていました。

場所によっては鬼瓦の裏に塗られているはずの漆喰が完全に取れているところもありました。

また築30年程ということで工法的には「塗り土」と言って、粘土などの土を塗って、その上に瓦を積み上げているものでした。
瓦の下の土が雨などで流れ出ないように漆喰で保護しているのですが、漆喰が経年劣化しているため、隙間が生じて漆喰の下から土が流れ出てきていました。

またこちらは壁際の雨水の侵入をを防ぐ雨押え板金の下の、のし瓦の下にある漆喰ですが、一部が欠けて取れてしまい内側の土が見えています。

隅棟を角度を変えて見てみると、隙間ができていることがわかります。
隙間がないように積み上げていくことで、雨水の侵入を防ぎますので、火災保険が雪害に対応していれば保険金で隅棟の積み直しをしたいところです。

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