高崎市住環境改善助成事業の助成金で直す予定の瓦屋根の隅棟調査

2020.6.27

高崎市にお住いのお客様より高崎市の広報に載っていた、7月1日から受付が始まる高崎市の住環境改善助成事業の助成金を使って、 瓦の屋根を直したいと思っているのだけれども、話を聞きたいので一度見てもらえませんかとの連絡がありました。

お客様の家の屋根はオレンジ色の瓦屋根でした。
中古住宅を購入して住まわれているとのことでした。
屋根の隅に向かって積み上げられている隅棟の鬼瓦のところには、漆喰の塊のようなものが見えました。
過去に漆喰の詰め増しを行ったのでしょうか。

こちらは先ほどとは反対側の隅棟になります。
瓦の下の漆喰や粘土などが経年劣化しているようです。
工法的には「塗り土」と言って、粘土などを塗った上に瓦を載せて、粘土が劣化しないように漆喰で保護する工法です。

やはりこちら側の隅棟の先頭の鬼瓦の下には、漆喰の詰め増しをしたのかもしれませんが、漆喰がかなり厚く塗られていました。
ただ漆喰は紫外線などに強いものではありません。本来は瓦の下に隠すような状態になっています。
また視点を変えると軒先の雨樋近くに漆喰の欠片のようなものが落下していました。

別の場所を見てみると、やはり漆喰の欠片のようなものが奥の平瓦の上に落下していました。
漆喰が取れてしまうと、その内側の粘土などは雨風によって流れ出るようになって、雨漏りの原因となってしまいます。
漆喰の欠片が落ちているのが見られたら、瓦屋根を直すことを検討するタイミングです。

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