2020.8.1
高崎市のお客様のバルコニーの屋根を調査することになりました。
建物を正面に見て一階の屋根に当たる手すりの付いたバルコニーのところの金具が段になってずれているのが確認できます。
バルコニーの下の軒裏にあたるところには水滴が付いています。
上のバルコニーから雨水が回り込んでいるようです。
また水滴があるところの軒裏には、ひび割れが発生しています。
雨漏りが起きていることは間違いないようです。
また軒裏の排水管のまわりには大きなひび割れが起きていました。
ここが雨漏りが一番ひどいようで、お客様の方で雨水を吸い取るための布が詰められていました。
先ほどの写真のちょうど真上の排水口のところになります。
バルコニーは防水シートになっていますが、本来下のコンクリートに密着した状態でなければならないのですが、
防水シート裏の接着剤の効果がなくなり、コンクリートから剥がれた状態で防水シートが伸びています。
排水口付近には雨水が溜まっています。ここから雨水が軒裏へと漏れているようです。
そして一枚目の写真にもありましたが、防水シート調査を押さえつける金具が原因はわかりませんが段になっています。
かなりのコーキング剤が塗られています。
全体的に金具のところには厚くコーキング剤が塗られていたようですが、コーキング剤が劣化して金具から離れる形で切れています。
こうしたところから入り込んだ雨水が防水シートの裏に溜まっています。