2020.8.21
高崎市にお住まいのお客様からの依頼で屋根を調査しています。
写真は屋根の軒先になりますが、屋根材のスレートの先端には苔がかなり付着しています。
屋根の傾斜(勾配)は緩いわけではありませんが、軒先には雨水が溜まりやすいのかもしれません。
ただ幸いなことに雨樋の中には詰まりの原因となるような堆積物はあまりないようです。
同じ場所を下からのぞき込んだ状態。
雨樋は上から見ると気付きにくかったのですが、下から見ると少し歪んだような形に見えます。
軒裏の軒天井は外れたのでしょうか、テープで補修したような形跡が見られます。
年数の経過もあるでしょうが、軒天井がかなり黒ずんでいます。
視点を少しずらしてみると完全に軒天井が剥がれているところがありました。
軒天井の下地になっている板が見えています。
板が傷んでいる訳ではなさそうですので、この下地の板の上から腐食に強いケイカル板(ケイ酸カルシウム板)を張って軒天井の補修をすることはできそうです。
ちょうど屋根の軒裏の隅のところが軒天井が剥がれていました。
少し木材のささくれているところもありますので早めに軒天井を張って補修してあげた方がよいと思います。
軒裏の傷みを放っておくと隙間や穴ができて鳥や小動物が屋根裏に入ってくるようになってしまいます。