2020.8.27
高崎市のお住まいのお客様よりのご依頼で屋根の調査をしています。
写真はスレートの屋根になりますが、屋根の一番高いところである棟を保護するための棟板金が少し浮いていることがわかりました。
このまま棟板金の浮いた状態を放置しておくと風の強い時期に本当に浮きあがって飛ばされてしまうこともあります。
原因は棟板金の下地の貫板が経年劣化して釘が浮いていることなので釘を新たに打ち込んであげる必要があります。
また写真だと少しわかりづらいのですが、スレートは屋根材として薄いものなので反りが生じてくることがあります。
お客様の家の屋根のスレートも年数経過で反りが生じて先端部分が少し浮き上がっているところがありました。
スレートの経年劣化の状態にもよりますが、反り上がったところに人が歩いたりすると、その重みでスレートが割れてしまう場合もあります。
スレートの屋根を調査する場合には、屋根を直す作業をするために人が歩ける状態かどうかも見極めなければいけません。
スレートの反りは直すことはできませんが、棟板金の浮いた状態は下地の貫板が大丈夫であれば釘を打ち込んであげることで直せます。
ただその貫板自体がかなり腐食している場合は釘を打っても効かないので、そうした場合は貫板も含めて棟板金の張り直しをした方が良いです。