高崎市で経年劣化した屋根の破風板と鼻隠し板を調査

2020.9.26

高崎市のお客様より連絡をいただき屋根を調査することになりました。
写真は屋根の雨樋が取り付けられている板「鼻隠し板」になります。
塗られていた塗装も膜が劣化してポロポロ取れて剥がれている状態です。
下地の木の部分が露出しているところもあります。

こちらは鼻隠し板の裏側の写真になります。
垂木と鼻隠し板をつなぐ釘が露出しています。
何らかの力が加わって鼻隠し板と垂木が離れているようです。

そして鼻隠し板と破風板が組み合う角のところでは内側に雨水のしみた形跡が確認できます。

先ほどと同じところを角度を変えて外側から見た状態になります。
外から見ると結構大きく鼻隠し板と破風板が離れていることがわかります。
板の経年劣化もありますが、かなりの力が加わって引き離されたと思われます。

もう一度破風板の裏側をよく見てみると太いネジが一本付いています。

もう一度破風板の外を見てみると電気の線が通っています。
これは電柱から建物内へとつなぐ電気の配線です。
かなり太くてしっかりしています。

どうやら破風板に差し込まれていたネジは電線を建物に固定するために使われていたものでした。
木がやせてしまい釘による破風板と鼻隠し板を固定する力が弱まったところで、 電線から強く引っ張られる力が加わって、このような状態になったようです。

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