2020.10.2
高崎市でお客様から見積もりのご依頼があり、バルコニーの床の防水の状態を調査しています。
バルコニーの床部分には同じ防水塗料が塗られていますが、写真でもわかる通り、床の色に濃淡が出ています。
これは防水の塗料が劣化していることを表しています。
同じところを近づいて見ると塗装の劣化による色の濃淡だけでなく、塗装に細かなひび割れがいくつもできています。
ひび割れができてしまうと雨水から床を守ってくれるのは、下地の塗装の部分だけということになります。
バルコニーの床の防水塗装にはひび割れだけでなく、細かいぶつぶつがいくつもできていました。
このぶつぶつが意味するところは経年劣化というよりも、この床の防水塗装が最初からうまくいってなかったことを表していると思います。
今回のお客様のバルコニーの床は雨が降った場合、そのままバルコニーの床から庭へと流れ落ちるようになっているようです。
ただバルコニーの手すりの柱の根本を見ますと、黒い汚れがしっかりと床に密着していました。
この黒い汚れが床に付着しているということは、バルコニーの床の塗装には雨水と一緒に汚れを洗い流す力がないことを表しています。
手すりの下の床全体に黒い汚れが付いています。
これでは雨水を流すどころか、逆にせき止めている場合も考えられます。