2020.10.24
高崎市のお客様より2階の屋根のコロニアルが割れているので見てもらいたいとの連絡がありました。
バルコニーで洗濯物を干しているときに雨樋の中に何かが引っかかっていることに気づき、取り出してみたところ割れたコロニアルが入っていたそうです。
こちらが雨樋の中に入っていた割れたコロニアルの破片です。
横長のものが2枚ありました。
裏返してみると片方には緑の苔が付いていました。
雨水は屋根材の隙間を通っていくものなのですが、少し水の流れがせき止められていたかもしれません。
お客様のお話の通りコロニアルが割れているところは雨樋のすぐ近くでした。
破片は2枚に分かれていましたが、もともとは1枚のコロニアルだったようです。
コロニアルは薄い屋根材なので2枚重ねで張られています。
そのため上の1枚のコロニアルが割れても下の1枚があるためすぐには雨漏りしたりするわけではありません。
コロニアルは雨漏りを防ぐために写真のように1枚1枚継ぎ目をずらして張られています。
そして下の雨樋側の方から上へ上へと張り重ねていきます。
そのためコロニアルの1枚を差し替えるのは簡単ではありません。
重なっている上のコロニアルの裏側に釘が隠されています。
コロニアルの屋根の一部に異変が起きているときは全体的に異変が起きていると考えた方が良いです。
他のコロニアルにひび割れなどは起きていませんでしたが、全体的に反りが起きていました。わずかな隙間は雨水の抜け道として必要なのですが、
反りすぎると逆に雨水を呼び込む恐れがあります。屋根全体に何らかの対策をとるべき時期だと思います。