2020.11.10
高崎市のお客様のお宅で高崎市の住環境改善事業の助成金を使ってトタン屋根にカバー工法の工事をしています。
今回のお客様は平屋のお宅なので夏場になるとトタン屋根からの熱が室内にまで伝わるようで、
今回カバー工法の工事をする際には屋根裏にこもった熱気を放出する換気棟の設置を希望されていました。
写真中央に見える横長のサビた金属片は換気棟を作る際に切り取った既存のトタン屋根の一部です。
既存のトタン屋根の一番高いところ、棟のところの一部をこのように切り取りました。
切り取った断面を見ると既存のトタンの屋根の下は白く薄いスポンジ状の防水シートと合板のベニヤ板がありました。
ベニヤ板は接着された合板ですが接着の効果もなくなり一枚一枚剥がれていました。
まず開口部分の周りをこのように黒のスポンジ状の防水テープを貼りめぐらせます。
既存のトタンの屋根の上を雨水が流れて行かないようにするためです。
そして先ほどの防水テープを隠すように板金を張り押さえます。
使っているのはトタンよりもサビに強いガルバリウム鋼板です。
直角に折り曲げて屋根裏からの熱気を放出する部分をつくります。
先ほど直角に折り曲げたガルバリウム鋼板は屋根裏の熱気を放出するところをのぞいて野地板を張って隠します。
そしてさらに折り曲げてビスで固定します。
ここから屋根裏の熱気が出ていきますが、このままでは雨が入ってしまいますので防水シートでこの開口部を全て覆い隠します。