2020.11.12
高崎市のお客様のお宅で高崎市の住環境改善事業の助成金を使ってトタンの屋根にカバー工法の工事をしています。
既存のトタンの屋根の上から野地板を張り、その野地板の上に防水シートが張られています。
今回はいよいよ本体と言われる屋根の板金を張っていきます。
使用するのは既存のトタンよりもサビに強くて丈夫なガルバリウム鋼板です。
屋根の板金を組み合わせながら張っていきます。
屋根の一番高いところの棟のところで板金を直角に折り曲げておきます。
ちなみにガルバリウム鋼板同士はこのように組み合わせてつながっています。
この部分を嵌(は)め合いと言います。一枚一枚上からはめ込んでつなげていきます。
棟の左右にガルバリウム鋼板を張れば次は棟のところの作業になります。
棟のところにはこのように木材を設置します。
この木材を貫板(ぬきいた)と言います。棟に張る板金を固定するために必要な木材になります。
少し赤みがかった色をしているのは木材に防腐処理をしてあるからです。
毎年この貫板が腐食して棟板金が風の強い日に飛ばされてしまう方がいらっしゃいます。
ちなみにこの貫板の下にはスポンジ状の防水テープが貼られています。
貫板に棟板金をかぶせて固定すれば完成です。