高崎市住宅改修助成金を使いトタン屋根にカバー工法で換気棟設置

2020.11.13

高崎市のお客様のお宅で高崎市の住環境改善事業の助成金を使ってトタン屋根にカバー工法の工事をしています。
今回のお客様は平屋で夏になるとトタン屋根からの熱で部屋が暑くなることをとても気にされていました。
カバー工法の工事をする際、お客様が屋根裏にこもった熱気を逃す換気棟の設置を希望されました。
写真は換気棟用の開口部として既存のトタンの屋根の一部を切り取ったところです。

開口部分は野地板と板金を使って、このような形に加工しました。
板金と板金の間の細長い隙間から屋根裏の熱気が出てくるようになっています。
ちなみにこのままだと雨水が入ってしまいますので加工した後は防水シートで覆います。

屋根本体の板金を張った後に換気棟の作業に取り掛かります。
写真は換気棟のベースになる部分です。
屋根裏から出てきた熱気を拡散させる役割をしています。

そして換気棟用の板金をかぶせてビスで固定すれば完成です。
お客様も心配されていましたが換気棟から雨水が入ってくることはありません。

この換気棟の両側には細かく小さな穴が設けられています。
ここから屋根裏の熱気が屋外へと放出されます。
今現在お客様の屋根の軒裏のには換気口が付いていないのですが、今後細かい穴の開いた有孔のケイカル板の軒天井に張り替えることで軒裏から換気棟へと屋根裏の空気が流れるようになります。

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