2020.11.14
高崎市のお客様のお宅で高崎市の住環境改善事業の助成金を使って屋根の工事をしています。
今回はお客様からの依頼により台所の窓のトタンの庇(ひさし)にカバー工法の工事をすることになりました。
写真は台所の庇を横から見たものです。
既に既存のトタンの上に野地板と防水シートが張られています。
ただ今回庇の工事をするにあたって難しいところがあります。
庇のすぐ上に屋根があるのです。
庇と上の屋根との間にはわずかな隙間しかありません。
庇の軒先は良いのですが奥の方に行くほど作業が難しくなります。
何とか庇に板金を張りました。
使ったのは屋根本体と同じ色のガルバリウム鋼板になります。
縦型の平たい板金を使って張りました。
工法的には立て平葺きと言います。
庇も屋根と同様、雨水を流すために傾斜が設けられていますので、
建物側に近づくほど上の屋根との隙間が狭くなります。
本当は屋根の板金の奥の方をもっと直角に折り曲げて立ち上げたいのですが、スペースが無いのでわずかに立ち上げてある状態です。
この狭い庇の奥の方にまで雨水が侵入してくるとすれば余程の強風をともなう雨だと思います。
昨年各地に被害をもたらした台風19号のことを考えるとまだ最近のことですので、庇の奥の板金を立ち上げたところに板金と同じ系統の色のコーキング剤を塗って防水しておきました。