2020.12.10
藤岡市でお客様が所有されている建物の調査をしています。
屋根の側面を守る破風板は塗装が無くなり木肌が見えています。
雨樋が取り付けられている鼻隠し板との継ぎ目のところの釘が腐食により見えています。
ベニヤでできた軒天井は表面の白いところが剥がれています。
こちらは建物北側の破風板ですが緑の苔が生えています。
ここまで木が傷んでしまうと塗装はできない状態ですので板金を上から張って保護するしかないと思います。
こちらのベニヤの軒天井はだいぶ剥がれていて穴が開いています。
この軒天井の穴を角度を変えて見ると何やら鳥の巣のようなものがあります。
軒天井に穴が開くと、こうした鳥やハクビシンのような小動物が屋根裏に入り込んでしまうことがよくあります。
同じ北側の屋根の上の方を見るとやはりベニヤの軒天井の表面が剥がれています。
ベニヤの軒天井が傷んでいた場合は、上からケイカル板(ケイ酸カルシウム板)を張るか、
既存のベニヤを全部剥がしてケイカル板で張り替えるしかないと思います。
ただし高さがありますので作業するために足場が必要になってきます。
鼻隠し板も黒く汚れが目立つようになっています。
劣化を防ぐためにも塗装や板金巻きをして保護しておきたいところですね。