2020.12.29
高崎市で貸家をお持ちのオーナー様より屋根を見て欲しいとの依頼がありました。
オーナー様の気になっているところはテラスの屋根のところだそうです。
テラスの屋根はポリカーボネイト製の波板になっています。
軒先には雨樋が付いています。軒先にあるこの横長の雨樋を軒樋(のきどい)と呼びます。
オーナー様の話を伺うと雨の日にはこの軒樋から激しくバシャバシャと庭に雨水が落ちてきているそうです。
軒樋に入った雨水を集めて下の方へと流し込む集水器は写真奥に1箇所ありますが、その集水器へとたどり着く前に雨水が庭先にこぼれていっているようです。
こういった場合考えられるのは軒樋が変形したり庭の方を向いて角度が下がっているケースです。
オーナー様の話ですとこの軒樋の中央部分のところからよく雨水が落ちてくるそうです。
軒樋に落ち葉や苔など色々な異物が詰まっていたりすると雨樋からの雨水がこぼれてくる原因となりますが、軒樋の中をのぞき込んで見る限りでは特にそういった異物はありませんでした。
同じ軒樋を場所を変えて見たところ、軒樋が少しねじれたような状態になっています。
雨樋は板金の上に樹脂をかぶせたものですので1度形が変わってしまうと元に戻すことはできません。
できることは雨樋の交換(架け替え)をすることです。