2020.12.26
高崎市のお客様より雨漏りの連絡があり調査しています。
雨漏りしている場所は2階の和室の天井部分です。
雨漏りによる大きなシミができています。
雨漏りしているお宅によくある天井際の廻り縁の雨漏りの形跡は見られません。
屋根裏に入ると雨漏りしている場所の真上のところでは雨水がしみた形跡が確認できました。
屋根の頂上の棟から軒先へと垂れさがる垂木には雨水のしみた跡がくっきりと残っています。
そしてその上の屋根を載せる野地板には横にひび割れが起きていてそこから雨水が浸み込んできているようでした。
これら屋根裏を構成する木材を保護するべき防水シートが劣化していることは充分考えられます。
現在の建物の野地板はこのような細長い木の組み合わせではなく大きな1枚板を張って隙間ができないようにしています。
しかし築年数のある建物ですとこのように野地板と野地板との間に隙間がありますので、屋根の防水シートが劣化するとここから雨水が垂れてきます。
写真でもわかる通り野地板の隙間も場所によって違います。
雨漏りのシミは棟のところでも確認することができました。
これ以上雨漏りがひどくならないよう防水シートを張り替えた方が良いようです。