2020.12.28
高崎市のお客様より室内で雨漏りしているとの連絡があり調査をしています。
合板でできている和室の天井は水分を含んだせいでシミと表面の剥がれが起きています。
屋根裏を見ると雨漏りの形跡が至る所で確認できました。
雨漏りのシミは電気の配線が集中しているところにも見られました。
電気の配線と配線が結ばれているところです。
つなぎ目のところに雨水が入って漏電でもしたら大変です。
屋根に上がり雨漏りの原因の場所を探します。
屋根は日本瓦です。
大雪が積もった時の影響で棟瓦の形が崩れたり平瓦がずれている様子はありません。
棟瓦の下の漆喰もまだしっかりとしています。
一番雨漏りの被害の大きいところの平瓦を外してみました。
瓦の下の防水シートは端の方が切れています。
切れた防水シートのところに雨水のしみ込んだ形跡が見られますので、ここで雨水が入り込んでいることは間違いありません。
そして何よりも一番決定的な場所がこちらになります。
防水シートに穴が開いていて雨水の流れた形跡が確認できます。
日本瓦の裏には雨水は回り込みます。
本当は防水シートを全面的に張り替えた方が良いのですが、
お客様の予算の都合もありますので今回は問題の箇所を中心に防水シートを張り直す見積もりをします。