2021.1.28
高崎市で雨漏りしている瓦屋根を修理する工事が始まりました。
雨漏りしているのは２階の屋根です。資材を２階の屋根に上げるために昇降脚立を掛けています。
事前の調査で屋根の防水シート(ルーフィングシート)に穴が開いているのを確認しています。
屋根裏からの調査では屋根の一番高いところの棟のところで雨水のしみた跡を確認しています。
雨漏りの修理をするためにまずは屋根の瓦を外していくところから始めます。
写真は棟瓦の一番上にある半円型の冠瓦を外したところです。
この建物が建てられた当時は塗り土と言って瓦に粘土を塗るのですが、年数も経過していますので粘土は乾いてボロボロの状態になっています。
冠瓦を外したところを近くで撮影した状態。
平らな形状ののし瓦とのし瓦の間には空洞が見えます。
本来ならば棟からの雨水の侵入を防ぐためにしっかりと粘土は塗られていないといけません。
ですがこの棟瓦には少ない量の粘土が塗られていたようで、空洞の多い不安定な棟瓦だったようです。
瓦を外す際には粘土を丁寧に取り除いて袋に詰めて回収していきます。
外した瓦は雨漏りを直した後にまた再利用します。
写真の左右に見える長い木の棒は修理するために剥がした瓦を積んでおくためのものです。
