2021.2.5
高崎市のお客様の瓦屋根に雨漏りが起きているのでその修理の工事をしています。
修理内容としては、既存の瓦を一度剥がして屋根の防水シート(ルーフィングシート)を張り替えます。
剥がした瓦はまた再利用しますので写真のようにきれいにまとめて積み上げておきます。
屋根の防水シート(ルーフィングシート)は本来アスファルトの油分で水をはじくアスファルトルーフィングシートですが、
写真でも確認できるように雨水が浸み込んだ形跡が見られますので防水シートとしての機能は満たしていません。
屋根にある細長い木の棒は「瓦桟(かわらざん)」と言います。瓦を固定するためのものですが、
かなり木が傷んでいますのでこの瓦桟も腐食に強い新しいものに交換します。
棟を中心に南北どちらの防水シート(ルーフィングシート)にも水が浸み込んでいます。
どこも同じ様に傷んでいますので全体的に防水シートを張り替えられると良いのですが、
お客様の都合もあり今回は棟の周辺の防水シート(ルーフィングシート)の張り替えになります。
腐食して弱った既存の瓦桟を一本一本外していきます。
棟のところに乾いた土がありますが既存の棟瓦隙間を埋めて防水するため塗られていた粘土が乾燥したものです。
今回は粘土は使わず漆喰材を棟瓦に使います。