2021.2.9
高崎市で雨漏りしている瓦屋根を直す工事をしています。
既存の屋根の防水シートの上に新しい防水シート(改質アスファルトルーフィングシート)を張りました。
改良して耐久性を高めたアスファルトの成分で水をはじきます。
また合成繊維不織布を使っているので破れにくくなっています。
棟のところに棟金具を設置しました。
この金具の役割は、この後に積み上げる棟瓦が地震でも崩れないようにするためのものです。
ちなみに今回の屋根は雨漏りしているので棟のところには防水シートが3枚重ねて張ってあります。
防水シート(ルーフィングシート)が張られた時点で雨漏りの心配はなくなります。
そして棟金具の次に瓦桟(かわらざん)を取り付けます。
瓦桟の役割は平瓦を屋根に固定するためのものですが、既存の瓦桟は平瓦をめくったところ雨水によって腐食して朽ちていました。
今回使用する瓦桟には四角い長方形の穴が複数開けてあり、雨水が下の方に抜けていくように水抜き加工してあります。
平瓦がきれいに並べられるように瓦桟は真っ直ぐになるように固定していきます。
ちなみに平瓦や棟瓦などは脇に積み上げられてある既存の瓦を再利用して元の瓦屋根の状態に戻していきます。