高崎市で雨漏りしている瓦屋根の修理で漆喰材を塗って「のし瓦」積み

2021.2.17

高崎市で雨漏りしている瓦屋根のお宅の修理の工事をしています。
平瓦を剥がして劣化して切れ目の入った屋根の防水シート(ルーフィングシート)を新しくして平瓦を元に戻しました。
今は屋根の頂上を守る棟瓦を積み上げています。漆喰材を塗って「のし瓦」を載せて緊結留め金具で固定します。
写真は棟の野地板に固定した耐震棟金具にステンレスの棒を通して針金で結わえているところです。

ステンレスの棒に針金を結び終えたところで漆喰材を塗り「のし瓦」の二段目を積んでいきます。
この黒い漆喰材は瓦と瓦との間に雨水が入っていく隙間の無いように塗ります。
防水剤や不凍液などが含まれていて厳しい自然環境の変化にも耐えられるようになっている漆喰材です。
ステンレスの棒に結んだ細い針金は最後に一番上に載せる冠瓦とつながるようにするため完全には漆喰材で埋めません。

のし瓦を二段積み上げたところです。今回のお客様の棟瓦には「のし瓦」を四段積み上げます。
今はまだ途中ですが、棟瓦の両端に付く鬼瓦の裏側にも漆喰材は塗っていきます。
鬼瓦と積み上げる「のし瓦」との間に隙間ができないようにするためです。

漆喰材を塗って「のし瓦」を載せて金具で固定する作業を繰り返します。
写真は「のし瓦」を四段積み上げた状態です。
鬼瓦との間にも隙間はありません。
後は冠瓦を載せて棟瓦の仕上げの工程に入ります。

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