2021.2.19
高崎市で雨漏りしているお宅の瓦の屋根を直す工事をしています。
雨漏りの直接の原因の屋根の防水シート(ルーフィングシート)を新しく張り直しました。
今は屋根の頂上からの雨水の侵入を防ぐ役割の棟瓦を積んでいる途中です。
瓦の隙間側の雨水の侵入を防ぐ漆喰材を塗り「のし瓦」を2枚載せて緊結留め金具で固定する作業を4段繰り返しました。
のし瓦の上に漆喰材を塗った上で断面が半円型の冠瓦を載せていきます。
のし瓦とのし瓦の間から細長い針金が出ています。
この細い針金の元をたどると瓦の下の方にある耐震棟金具にたどり着きます。
瓦の下の野地板に固定された耐震棟金具につながっている細い針金を冠瓦の穴に通して結びます。
こうすることで野地板と耐震棟金具と棟瓦が一体化され地震でも瓦の形が崩れない耐震性のある棟瓦になります。
冠瓦を全部載せた後は鬼瓦の裏側にコーキング剤を塗っていきます。
鬼瓦の裏側はこのような状態で隙間を埋めるようにコーキング剤が塗られています。
屋根の上の掃除をすれば棟瓦の積み直し工事の完成です。
以前の棟瓦は塗られていた粘土の量が少なくて隙間が多くて雨水の侵入した形跡が屋根裏にありました。
今回は防水剤の入った漆喰材を隙間なく塗り棟瓦を積み上げましたので雨漏りの心配はありません。