2021.3.5
高崎市のお客様より、雨が降るといつも水が波板にバシャバシャ落ちてくるので見てもらいたい、との連絡がありました。
調査したところ雨樋が全体的に水平ではなく手前に傾いた状態になっていました。
雨樋を固定する金具からも外れていましたし、雨樋と雨樋をつなぐ継ぎ手のところが下がっていました。
大雪の時に雪の重さで雨樋が傾いたものと思われますが元には戻せませんので架け替えすることになりました。
変形した雨樋を撤去します。
本当は雨樋は半円形の断面になっているのですが取り外したものは横に広がったような状態になっています。
雨樋は板金に樹脂をコーティングしたものです。一度変形してしまうと元には戻せません。
まず雨樋を支える新しい金具を設置します。
水糸を使って緩やかに排水する方向へ傾斜するように金具を取り付けていきます。
雨樋は現場によって長さが違いますので採寸しながら取り付けていきます。
雨樋を支える金具は雪の重さで簡単に曲がらないように間隔を狭めて取り付けてあります。
そして雨水を集めて下へと排水する集水器の位置を排水口との位置を考えて調整します。
竪樋(たてどい)を雨水の排水口へとつなぎこめば完成です。
後日雨の日に確認しましたが問題ありませんでした。
お客様にも確認いただき無事完了となりました。