2021.4.27
高崎市のお客様の建物を調査しています。
まず目についたのが外壁の端の方にある縦のひび割れです。おそらく地震によるものだと思われます。
東日本大震災以降、屋内屋外問わず壁にひび割れができた方はいらっしゃいます。
このひび割れは屋根の保護がありますのでこれ以上ひどくならないように補修しておいた方が良いと思います。
同じところを近くで見ると屋根の裏側の白い部分の軒天井にはシワができています。
この軒天井は現在では不燃材のケイカル板などが使われることが多いのですが、
こちらでは合板でできたベニヤが使われているようで、これ以上ひどくなると合板の剥離が起きてきます。
雨のかかりやすいところですし、放置しておくと穴が開いて鳥など小動物の侵入口になってしまうこともあります。
よく見ると雨樋の金具を差し替えた形跡がありました。お客様の話を伺うと大雪の時に雨樋は直したそうです。
ただ雨樋の金具が刺さっている面の木部(「鼻隠し板」と言います。)は塗装が無くなっている状態です。
本当は雨樋を架け替えるときに鼻隠し板を塗装できればベストです。
またもう一つの方法として塗装をせずに鼻隠しい板の上からガルバリウム鋼板を張る板金巻きというやり方があります。