2021.4.27
高崎市のお客様より連絡がありました。屋根が雨漏りをしているそうです。
話を伺うと築50年の中古住宅を購入されたそうです。
建物自体色々と直したいところがあるようですが、経過年数を考えると屋根の防水シート(ルーフィングシート)がかなり劣化していると思われます。
問題の場所を教えていただきました。屋根の瓦が割れているそうです。
屋根の上にあるオレンジ色のものはウレタンだそうです。お客様の方で塗られたそうです。
ただ雨漏りしている屋根の場合、瓦の裏側に雨が流れ込んでいることが多いので、
瓦の隙間を全て塞いでしまうと行き場を無くした雨水が余計室内に流れ込んでしまう場合があります。
今回のお客様の雨漏りは建物の屋外と屋内の際のところで起きているそうです。
室内の壁にも雨漏りがしてくるそうですし、屋外の屋根の軒裏の軒天井も雨漏りによって下にたるんでいるようです。
棟瓦と平瓦との隙間に塗られている漆喰が取れています。
漆喰の取れたところには茶色の粘土が見えます。
漆喰の保護が無ければ棟瓦の下の粘土が雨風によってどんどん侵食されてしまいます。
粘土が流れ出ることによって棟瓦が崩れたり、さらなる雨漏りを引き起こしてしまう可能性があります。
お客様の希望はなるべく少額で済ませたいとのことですが、問題の雨漏りの箇所は縦に積まれている降り棟も絡んでいますので、
ある程度の広さの面積で屋根を直した方が良いと思われます。
屋根の瓦全体が大雪の時の影響で隙間が多くできています。