高崎市で太陽光パネルのある日本瓦の屋根の棟瓦や漆喰などを調査

2021.5.11

高崎市で日本瓦の屋根のお宅を調査しています。
写真は平瓦になりますが瓦の色がだいぶ変わっていますね。

瓦の下の防水シート(ルーフィングシートといいます)の状態を確認。
防水シートそのものは切れたり穴が開いたりはしていませんでした。
ただ木部や防水シートに雨水のしみ込んだ形跡は残っています。
屋根の防水シートにも寿命はありますので雨漏りが始まらないうちに張り替えができると良いですね。

今回のお客様の屋根には太陽光発電のパネルが設置されています。
写真は屋根の北側の太陽光発電のケーブルです。

屋根の一番高いところ(大棟といいます)から見た状態。
半円状の冠瓦の下に積まれている平らな瓦を「のし瓦」といいます。
本来真っ直ぐにそろえて積み上げていって屋根の頂上を防水するものなのですが、ずれが生じています。
地震などの影響でしょうか。現在では耐震棟と言って地震でも形が崩れないように積み上げます。

太陽光パネルのある南側から大棟を見たところ。
のし瓦は北側と同様ずれています。
一番上に載せてある冠瓦は本来きれいに一直線に積まれているものですが何やら曲がっているように見えます。

瓦の隙間をふさぐ漆喰はところどころ欠けています。
茶色の粘土も見られます。
粘土が流出すれば棟瓦は形が崩れて雨漏りの原因となります。
少なくとも棟瓦は積み直ししておいた方がよさそうです。

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