2021.5.19
高崎市のお客様より木製のベランダと窓手すりを塗って欲しい、との依頼がありました。
今までは木部を塗装していたようですが年数が経って塗装の膜が指で触れると粉になってしまう状態でした。
今回お客様と打ち合わせの際、塗装するのではなく木材保護塗料を塗ることを提案させていただきました。
通常の塗料を木材の表面に塗ると通気できなくなりますが、木材保護塗料は通気できます。
通気できることで木材が本来持つ湿度を調整する機能は損なわれませんので長持ちします。
もちろん雨をはじく撥水効果もあります。
事前にケレン作業と言って木材表面に付いた既存の塗装の膜などを落としてから塗ります。
木材保護塗料には色の種類もあります。
今回の木材保護塗料の色はお客様と建物全体を見て色のバランスを考え決めさせていただきました。
こちらは木材保護塗料を床板に2度塗りをしているところです。
全てのところに2度塗りを行います。
一般的な塗料とは違い、木材保護塗料は木材の内部に浸透させることが目的です。
木材保護塗料には防腐・防虫効果もあります。
瓦屋根に直接触れている部分は一番雨に濡れますので、しっかりと木材保護塗料を塗りこみます。
木製のベランダも窓手すりも木材自体はまだしっかりとしていましたので、 木材保護塗料を塗ったことでまたしばらくは安心して使えます。