2021.6.4
高崎市で屋根が防水シートのお宅を調査しました。
外壁にはひび割れが確認できます。
防水シートは下のコンクリートにぴったりと密着していなければいけないのですが、
コンクリートとの接着が弱くなり防水シートが剥がれて浮き上がっているようです。
よく見ると防水シートの端の方にはシーリング剤が塗られた形跡があります。
おそらく雨漏りが発生したときに防水シートを張り替えるのではなく、シーリング剤を塗ることで対処したようですが、シーリング剤が劣化して取れています。
今回このお客様のお宅の雨漏りの一番の原因は手すりの付け根周りの防水シートが切れて穴が開いていることです。
こうした穴から雨が防水シートの裏へと入り込んで雨漏りを引き起こしていました。
屋根の裏側の軒天井には晴天にもかかわらず水滴がポタポタと落ちていました。
おそらく防水シートの裏側に入った雨水が排水されずに残ってひび割れから垂れているのだと思われます。
そして決定的のなのが雨漏りによって外壁が崩落したところ。
長い年月を経て雨漏りしていたために防水シート下の木材はかなり腐食していました。
これを直すためには既存の防水シートを剥がして新しく防水工事をすることから始めなければいけません。