高崎市でのし瓦がはみ出てたり冠瓦がずれてたり漆喰が欠けた棟瓦

2021.6.7

高崎市の日本瓦の屋根を調査しています。
写真は屋根と屋根との合わせ目に雨が入らないように守っている棟瓦です。
平らな瓦は「のし瓦」と言いますが、地震や雪の重みなどの影響で1枚大きくはみ出しています。
1度クセのついた「のし瓦」は元に戻しても何かあればまた出てきてしまいます。

今回のお客様の屋根は棟瓦が複数あります。
棟瓦と棟瓦とのつなぎ目には隙間を埋める漆喰が塗られているのですが劣化して欠けています。
のし瓦とのし瓦との間には隙間ができています。
のし瓦の役目は隙間なく積み上げられていることで雨の侵入を防ぐことです。

棟瓦のずれは真上から見るとよくわかります。のし瓦は左右にずれています。
棟瓦の一番上に載せてある冠瓦も斜めにずれています。
こうなってしまうと棟瓦は一度解体して積み直しをしなければいけません。

側面が半円状の冠瓦を角度を変えて見たところ。
冠瓦と冠瓦との間に隙間ができています。
こうした冠瓦のずれが起きないように棟瓦を積み直すときは、耐震性のある棟瓦として積み直しします。

棟瓦は形が崩れないように針金で縛り上げられているのですが、この棟瓦の針金は緩んでいます。
棟瓦の形が崩れることが原因で雨漏りが起きることがあります。
この棟瓦は直しておくべきだと思われます。

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