2021.7.2
高崎市のお客様よりバタバタと音がしているので調べてもらいたいとの連絡がありました。
話を伺うと音がしているのは屋根が波板になっているところでした。
波板を上から見ると文字通り波打った状態になっていました。
このようになると波板は下から吹き上げる風が吹けばバタバタ音がすると思います。
雨樋の中をのぞいて見ると波板を固定しているはずの傘釘が落ちています。
波板がバタバタしたときに抜けて落ちてきたのかもしれません。
波板を横から見ると山のような形になっていました。
お客様も普段は波板を下から見上げることしかしていなかったため、このような状態になっているとは気付かなかったとのことでした。
他のところも結構傘釘が木から抜けかかっています。
下から波板を突き上げるような強風が吹けばいっぺんに傘釘は飛ばされてしまいます。
波板と横桟の隙間をのぞくと傘釘が刺さっているところが横一列きれいに割れていました。
釘穴が広がった状態になっているので傘釘は効いていません。
指で簡単に波板を持ち上げることができました。
写真は垂木を横から見たところですが雨のしみた跡が見られます。
どうしても雨樋の近くの木は水を浴びることが多いので傷みやすいです。
取り敢えず今回は傘釘よりも抜けにくいネジの波板ビスを使い仮止めしました。