2021.7.16
高崎市でお客様の所有されている建物を調査しています。
今回の建物は屋根も壁も板金でできています。
一見問題はなさそうに見えます。
建物の南側にまわったところ。
屋根の軒先に長く伸びる雨樋(「軒樋」と言います。)は途中で少し歪んだ感じになっています。
おそらく屋根に積もった雪が軒先の方へと集まった時に雪の重みで歪んだのかもしれません。
同じ建物の南側ですが、
こちらは雨樋と雨樋をつなぐ継ぎ手が外れて無い状態です。
この状態では雨水は排水するための集水器へとは流れていかずにそのまま地面へと落下してしまいます。
雨樋を横から見た状態。
横から見るとかなり歪んだ形に変形していることがわかります。
こうなると雨樋を元に戻すことは難しいので架け替えるしかありません。
建物の屋根はトタンの波板でできています。
元々トタンの波板には塗装がされていたはずですが、もうどこにもありません。
トタンはサビやすく雨漏りの原因にもなりますので屋根としてはお勧めできません。
サビにくいガルバリウム鋼板の波板で張り替えるのがお勧めです。
建物北側の雨樋もかなり歪んだ状態になっています。
雨水が流れずに溜まっている状態です。
トタン波板の先端もサビで欠けてボロボロの状態です。
波板と雨樋はともに直すしかありません。