2021.8.27
高崎市のお客様より屋根が雨漏りしているので見てもらいたいとの連絡がありました。
現場を見させてもらうと部屋の真ん中には雨漏り用のたらいが用意されていました。
通常の雨でも雨漏りしているようなのでかなり深刻な状態だと思われます。
たらいの上を見ると天井の板は雨漏りによる傷みで表面が剥がれています。
天井は薄い板を貼り合わせた合板のベニヤ板でできているようです。
ベニヤは雨には強くないので写真のようにたわんだり剥がれが起きたりします。
雨漏りしている部屋の天井裏を見させてもらうことにしました。
母屋(もや)という横に設置された柱には雨がしみた形跡が見られます。
屋根を構成している横長の野地板は屋根裏の熱気を放出するために工法上隙間をあけて並べられているのですが、
野地板の上にあるルーフィング(屋根の防水シート)が劣化しているため雨が野地板の隙間を通って垂れているようです。
そして問題の屋根の上。屋根は塗装が完全に傷んでいます。
青いのが塗料で赤いのが下地のサビ止めの塗料ですが既に効果は失われてサビが至る所に起きています。
こうなってしまうと塗装し直すことは無理なので、お客様にはトタン屋根の上にガルバリウム鋼板をかぶせるカバー工法を提案させていただきました。
