2021.8.31
高崎市のお客様のお宅で屋根の改修工事が始まりました。
今回のお客様の瓦屋根は雨漏りが発生しています。
棟瓦が全て崩れているため積み直しの工事をすることになりました。
高崎市の住環境改善助成金を申請したところ着工の許可が出ました。写真は屋根材の荷揚げ機です。
今回使用する主な屋根材です。右から漆喰材・棟金具・予備の瓦となります。
右の白い袋の中に入っているのが漆喰材で、棟瓦を固定するのと雨の侵入を防ぐ役割があります。
既存の棟瓦は外側に傷んだ漆喰が使われ、内部には乾いてボロボロになった粘土が使われていました。
今回の棟瓦の積み直しには写真中央の棟金具を中心にして地震でも崩れない棟瓦にします。
既存の棟瓦をまとめるために銅の針金が使われていました。
銅は青く錆びて棟瓦をまとめるにはユルユルの状態です。
今回は棟金具と瓦をステンレスの針金で結びつけるて崩れない棟瓦にします。
写真はステンレスの針金を通すための穴を2ケ所冠側に開けたところです。
解体した既存の瓦は再利用するため落下防止の板の上に置いて脇によけておきます。
棟のところに棟金具を置いて野地板へとビスで取り付けていきます。
瓦と瓦の隙間には漆喰材を塗りこんで防水します。