2021.9.3
高崎市のお客様のお宅で保険を使って屋根の瓦を直す工事が始まりました。
突風により瓦が影響を受けたので保険会社には風害での申請をしました。
既に保険会社に見積もりと被害状況の写真や申請書類を提出して保険金は無事に支払われましたので着工に入ります。
写真は足場を組んで養生ネットを掛けて資材を上げ下げするための昇降機用の足場を取り付けたところになります。
こちらは突風により浮き上がった状態の平瓦です。
日本瓦は重さも厚みもあるので通常はこのようになることはありません。
今回のお客様はこうした状態の瓦が複数ありました。
2階の屋根ですので少し離れた駐車場から見て気が付いた、とのことです。
今回の瓦の直し方は、瓦が浮き上がったところとその周辺を固定し直します。
まず始めに平瓦をある程度の範囲を決めて取り外します。
屋根のルーフィング(防水シート)と瓦を引っ掛けるための瓦桟はまだ大丈夫そうです。
通常の平瓦は瓦そのものの重みで瓦桟に引っかかってずれることはないのですが、
今回のお客様の屋根は風の影響を受けるようですのでビスで瓦を固定していきます。
同じ様に複数あった浮き上がっていた平瓦とその周辺の瓦をビスで固定し直しました。
今回のお客様のご要望はせっかく足場を組むので悪いところがあれば直して欲しい、とのことです。
これから形のゆがんだ棟瓦や劣化した漆喰を塗り直していきます。